冬至|暗い時期こそ、誠実という名の種を蒔く

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冬至(とうじ)|12月22日頃

一年で最も夜が長く、太陽の力が弱まる「冬至」を迎えました。凍てつく寒さの中で、自然界がしんと静まり返るこの時期、古来より人々は「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉を大切にしてきました。影が極まり、再び光が差し始める、運気が巡りだす節目のことです。

この自然の摂理は、私たちのビジネスにも重なると思うんです。企画が思うように進まなかったり、先行きに不安を感じたりする「冬の時期」は、決して停滞ではなく、次なる飛躍のために内面を整える大切な休息なんですよね。

石田梅岩が説いた「正直」や「倹約」という教えも、こうした静かな時期にこそ、心に深く染み入ります。表舞台で華々しく振る舞うことだけが仕事ではなく、光の当たらない場所で仲間やお客さまに誠実を尽くすこと。そして、今あるご縁や資源を大切に生かし切ること。そんな日々の積み重ねが、春に芽吹くための強い根を作ってくれる気がしてなりません。

暗闇が深いほど、その後に訪れる夜明けの光は、いっそう温かく感じられるはずです。今この瞬間の地道な歩みが、未来の大きな実りに繋がっていると、皆さんと一緒に信じたいのです。私たちの誠実な想いが、新しい光と共にゆっくりと花開いていく、そんな一年でありたいものですね。

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石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
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この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

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