雉始雊|雉始雊に学ぶ、スモールビジネスの誠実な伝え方

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第68候:雉始雊(きじ はじめて なく)|1月10日頃〜14日頃

小寒の次候、凛と張り詰めた空気のなか、静まり返った冬の野山に雄の雉(きじ)が鋭い鳴き声を響かせ始めます。これは雌への求愛の印であり、遠く離れた場所からも聞こえるその声は、厳しい冬の終わりと春の到来を告げる合図とも言われています。

私たちのビジネスにおいても、自らの存在やサービスの価値を外に向かって発信することは、この雉の鳴き声に似ています。どれほど優れた想いや企画を持っていても、声を上げなければ誰にも気づいてもらうことはできません。

石田梅岩は、商いの根本に「正直」を置きました。ここでの発信とは、自分を大きく見せるための誇張ではなく、自分たちが何者であり、誰の役に立ちたいのかを偽りなく伝えることです。それは、大切なチームや仲間、そして未来のお客様に対して、誠実であるという誓いでもあります。

勇気を持って発した第一声は、最初は小さく、震えているかもしれません。しかし、真心から出た声は必ず誰かの耳に届き、共鳴を生みます。私たちも、恐れずに自分たちの「声」を響かせ、価値ある出会いを手繰り寄せたいものですね。

雉が勇気を持って声を上げるように、私たちスモールビジネスを営む者もまた、自分たちの価値を正しく、誠実に出していくことが求められます。しかし、「どう伝えればいいのか」「自分の言葉に自信が持てない」と立ち止まってしまう日もあるかもしれません。そんな時、心の指針となるような「季節の巡りと、商いの心構え」をメールマガジンでお届けしています。仲間と共に健やかに成長していくためのヒントを、どうぞお受け取りください。

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石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
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この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

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