水泉動|凍てつく日々に宿る「微かな熱」と、動き出す兆し

目次

第67候:水泉動(しみず あたたかを ふくむ)|1月5日頃〜9日頃

小寒を迎え、寒さが一段と厳しくなる頃。しかし暦は、凍った大地の奥深くで、湧き出る泉が微かな「温み(ぬくみ)」を含んで動き出したことを告げています。

表面上は静止しているように見えても、見えない場所ではすでに変化が始まっている。

ビジネスにおいても、世の中が大きく動く前の「微細な予兆」を感じ取れるかどうかが、その後の展開を左右します。 石田梅岩は、商いの根本を人の「心」に置きました。どんなに環境(外気)が冷え込んでいても、自分たちの内側にある「情熱」や「想い」という泉さえ枯れなければ、温かい流れは決して止まることはありません。

大きな成果として地表に現れるのはまだ先かもしれません。けれど、今はまだ誰の目にも留まらない地下の水脈で、仲間と共に着実に「流れ」を作り始めること。その静かな胎動こそが、いつか春に花開く企画の源泉になると、私はそう信じたいのです。

  • URLをコピーしました!
石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
Facebookでの連絡大歓迎です→こちらから

この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

目次