玄鳥至|ツバメが教える共生と誠実のビジネス

玄鳥至
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第十三候:玄鳥至|4月5日〜4月9日頃

南の国から海を越え、ツバメたちが軒先に帰ってくる季節となりました 。古くから農事の目安ともされてきた「玄鳥至(つばめきたる)」の候、そのひたむきに巣を作る姿は、春の訪れを確かなものにしてくれます

ツバメが毎年同じ場所を選んで戻ってくるのは、そこに安心できる環境と、温かな見守りがあるからに他なりません。私たちのスモールビジネスにおいても、これは大切な示唆を与えてくれます。企画やサービスが独りよがりな利益追求になっていないか、ふと立ち止まって考えてみたいのです。

江戸時代の思想家、石田梅岩は「実の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり」と説きました 。これは、相手も自分も共に納得し、利益を得られる「共存共栄」の精神です 。目先の効率や「二重の利」を追うのではなく、取引先やチームの仲間、そして社会全体が喜ぶ道を「正直」に選ぶこと 。その誠実な積み重ねこそが、ツバメが戻ってくる軒先のように、人々が自然と集まる「信頼」という名の居場所を作るのではないでしょうか。

「利を求むるに道あり」という言葉があるように、正しいプロセスで得た成果こそが、ビジネスを健やかに持続させてくれるはずです

春風に乗ってやってきた小さな来客を眺めながら、私たちもまた、関わるすべての人と「三方よし」の喜びを分かち合える、そんな誠実な商いを続けていきたいものです

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石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
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この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

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