雪下出麦|逆境こそが根を太くする、静かなる「待ち」の戦略

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第65候:雪下出麦(ゆきわたりて むぎ のびる)|12月26日頃〜30日頃

暦は冬至の次候へ。
一面の雪の下で、麦がひっそりと芽を出し始める頃。

麦には「麦踏み」という独特の育成法があります。
あえて芽を踏みつけることで、霜柱による根浮きを防ぎ、根を強く太く育てます。

ビジネスにおいても、順風満帆な時より、トラブルやプレッシャー(踏まれること)を受けている時こそが、チームの地力を養う最大の好機と言えるでしょう。 成果が見えにくい「冬の時代」は焦りが募るものですが、雪の下では着実に見えない根が広がっています。

石田梅岩が説く「勤勉」とは、華やかな成果を誇ることではなく、誰も見ていないところで為すべきことを淡々と積み重ねる姿勢のこと。

今は足元を固め、じっくりと仲間との信頼関係や企画の土台を整える。
厳しさを避けるのではなく、それをバネにする。
春に大きく伸びるためのエネルギーは、この静寂の中でこそ最も純度高く蓄えられるのですね。

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石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
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この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

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