清明|「正直」な商いがチームの未来を拓く

清明
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第5節気:清明(せいめい)|4月4日頃〜

万物が清らかで生き生きとした輝きを放つ「清明(せいめい)」の季節が巡ってきました。春の柔らかな光が降り注ぎ、花が開き、空気が澄み渡るこの時期は、自然界全体が曇りのない透明感に包まれているようです。

この「清らかで明るい」という自然の摂理は、私たちのビジネスにおいても、大切な指針を示してくれているように感じます。日々の業務に追われていると、いつの間にか企画の本質が曖昧になったり、仲間とのコミュニケーションに小さな「淀み」が生じたりすることはないでしょうか。清明の風が野山の霞を払うように、今一度、自分たちの仕事の進め方や向き合い方に、隠し立てのない透明性を持たせたいものです。

江戸時代の思想家、石田梅岩は「正直は万事の本(もと)」と説きました 。梅岩のいう正直とは、単に嘘をつかないことだけではありません。商いの本質は「天下の相通じ、有無を交易する道」であり、世の中の役に立つ役割を担っているからこそ、何よりも誠実さが求められるのです 。梅岩は「実(まこと)の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり」という言葉を遺していますが 、これは相手と自分の双方が納得し、共に利益を得られる道を探る共生の倫理です

私たちの小さなチームにおいても、目先の利益や体裁にとらわれず、この「清明」の光のような清々しい誠実さをビジネスの根幹に据えたいものです。心に曇りのない状態で仕事に向き合うとき、現場には新しい創造の芽が息吹き、信頼という名の確かな花が咲き誇るのではないでしょうか。

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石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
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この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

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