何を着るかで自分を表現している気分だった。
この時代はファッションに対する愛好家・マニア・コアなファンがいて、ファッション関連のイベント会場には奇抜な格好をした人が集まり、「あの人はトレンドをキャッチするのが早い」とか「自分なりにこなしていてカッコいい」とか評価し合った。
新しい情報をキャッチすると嬉しくなって試してみたくなる。
寒いのに鳥肌をたてて夏の服を着たり、まだ暑いのに大汗かいて冬服をきたものだ。
ファッションショーの服は奇抜すぎて「誰が着るの?」と揶揄(やゆ)する人もいるけれど、これは時代の象徴であって濃縮されたもの。 これは店頭には並ばない(笑)
パリコレなどのファッションウイークが終わると、繊維業界やアパレル業界がこぞって分析し、それぞれの解釈で自らのブランドに「傾向」を落とし込んで商品を作り、「新作展示会」も平行に開かれる。
店頭に並ぶのはエッセンスを少し取り入れたちょっと新しい感じがする服。なのだ。
トレンドとブランドが、マーケティングを生み出している時代だったな。
実際に商品を作るアパレルのデザイナーさんたちに向けて、分析した情報を売るという意味では、このころから情報商材を取扱い、「コンテンツ販売」をしていたのかもしれない。

