大寒|寒仕込みの季節に、ビジネスの“基礎力”を整える

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第23節気:大寒(だいかん)|1月20日頃〜

一年で最も寒さが厳しくなる「大寒」を迎えました。凛と張り詰めた空気の中、この時期は味噌や日本酒づくりにおいて「寒仕込み」の最盛期となります。低温ゆえに雑菌が繁殖しにくく、厳しい寒さの中でゆっくりと発酵が進むことで、他にはない深い旨味が育まれるのです。自然の厳しさが、かえって品質を高める最高の条件になる。これは、私たちのビジネスにも通じる大切な教訓ではないでしょうか。

世の中の動きが少し緩やかになるこの時期は、外向きの派手な宣伝よりも、内側を「整える・仕込む」ことに適しています。石田梅岩は、商いの道において「正直(誠実さ)」と「勤勉」を説きました。誰も見ていないような細部にこそ、真心を込める。例えば、SNSのプロフィールの言い回しひとつ、お客様へのメールの温度感ひとつ。こうした地味で目立たない作業を「勤勉」に積み重ねることが、春に芽吹く信頼の種となります。

市場が静かな今こそ、「見直しの視力」が高まる時です。流行の勢いに流されるのではなく、自分のビジネスの核となる言葉や、仲間との価値観を深く練り込んでいきましょう。

寒さが酒や味噌の味を深めるように、今の静かな積み重ねが、未来のビジネスの濃度を決めていく。私たちは、目先の利益に惑わされず、この寒ささえも味方につけて、誠実な一歩を踏み出していきたいものです。

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石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
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この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

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