水沢腹堅|表面が凍る時期こそ、底に流れる情熱を育む

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第70候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)|1/25~1/29頃

※冬至の時期の終わり、寒さが極まる頃の候としてお届けします。

沢を流れる水に厚い氷が張り詰める「水沢腹堅」の季節。一年で最も寒さが厳しく、万物が凍りついたように静まり返る時期ですね。表面だけを見れば、生命の動きが止まってしまったかのように感じるかもしれません。

私たちのビジネスでも、同じような時期があると思うんです。企画が足踏みをしたり、数字が動かなかったり。でも、氷の下では決して流れが止まったわけではありません。むしろ、冷たさに耐えながら、水は深く静かに、春の雪解けに向けてエネルギーを蓄えているんですよね。

石田梅岩が大切にした「勤勉」という言葉は、がむしゃらに動くことだけを指すのではない気がします。こうした「動けない時期」に、腐らず、驕らず、目の前のできることに真面目に向き合うこと。そして、今ある道具や環境を大切に手入れする「倹約」の精神で、次の準備を整えること。その静かな努力こそが、氷が溶けた瞬間の爆発力に繋がるのではないでしょうか。

厳しい寒さがあるからこそ、私たちは春の陽だまりの有り難さを知ることができます。今は焦らず、しっかりと足元を固めて、自分たちの「底力」を信じていたいものです。皆さんのチームに流れる情熱の火が、この寒さの中でより一層、強く温かなものになりますように。

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石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
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この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

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