東風解凍|ビジネスの強張りを解き、しなやかな始まりを迎える

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第1候:立春初候/東風解凍(はるかぜ こおりを とく)|2月4日〜2月8日頃

春の訪れを告げる東からの風(こち)が吹き、冬の間、厚く張り詰めていた氷をようやく溶かし始める「東風解凍」。凍てついていた川面が少しずつ緩み、水が音を立てて流れ出すこの光景には、何度立ち会っても心が浮き立つような喜びを感じますよね。

私たちのビジネスの現場でも、ずっと動かなかった状況がふとしたきっかけで好転したり、頑なだった心が柔らかくなったりする瞬間があると思うんです。それはきっと、無理に氷を叩き割ったのではなく、春風のような温かな働きかけが、内側からの変化を促した結果ではないでしょうか。

石田梅岩が説いた「正直」という誠実さは、こうした春の風に似ている気がします。自分の利益だけを追うのではなく、相手の心を温めるような誠実な商いを「勤勉」に続けてきたからこそ、頑丈な氷も自然と溶け出していく。そんな「物を生かす」倹約の心を持って接することで、止まっていた流れが再び循環し始めるんですよね。

長く厳しい冬を耐え抜いたからこそ、解け出す水の輝きはひとしおです。皆さんがこれまで大切に育んできた企画やチームの想いも、この春風に乗って、しなやかに流れ出すと信じたいのです。新しい一年の始まりに、皆さんの周りでたくさんの「雪解け」が訪れることを心から願っています。

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石田梅岩(いしだ ばいがん)とは

1685年〜1744年。江戸時代中期の思想家。石門心学(せきもんしんがく)の開祖。

丹波国(現在の京都府)の農家に生まれ、京都の商家に奉公する。独学で儒教・仏教・神道を学び、45歳で私塾を開講。 「学問とは心を尽くし知を知るためのもの」とし、日常生活における実践道徳を説いた。特に商人の営利活動を「士農工商」の枠組みを超えて肯定し、「正直」「倹約」の重要性を強調。その思想は「先義後利」「三方よし」の源流とも言われ、現代の経営倫理の先駆けとして評価が高い。

庶民に対し平易な言葉で道徳を説く講釈(道話)を行い、性別や身分を問わず広く門徒を集めた。主著に『都鄙問答(とひもんどう)』がある。

2020年6月に創設された、経営者(個人事業主や会社役員を含む)のためのビジネス交流会「梅岩塾」八咫烏支部のサブマネージャーをしています。このような「商売の本質」を一人で考えるだけでなく、現代のビジネスにどう活かすかを共に語り合う場があります。私自身も運営に携わっている「梅岩塾」での活動についても、ぜひ知っていただければ幸いです。どなたでもゲスト参加できます。
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この記事を書いた人

甲田 和美のアバター 甲田 和美 代表取締役

株式会社東京コンテンツヒット代表取締役
中小企業や起業家さんが自分で発信できるブログつきのサイトをWordPressで制作しています。

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